仙台がオプションを用意して、明日12日のアウェー名古屋戦に臨む。10日は仙台市内で約1時間半の練習。紅白戦の2本目では、ボランチにDF鎌田次郎(30)が入る布陣を試した。普段はセンターバックを務めるが、約1年5カ月ぶりにボランチでプレーする可能性が浮上した。

 昨季の4月19日鳥栖戦以来、今季は初の試みだ。これまで公式戦ではMF富田、梁、ミンテ、武井、藤村らが同ポジションをこなしてきたが、渡辺監督は「守備の強度を増すという狙い」と説明した。鎌田も「やってないポジションじゃない。思い出しながら与えられた仕事をこなしたい」と不安はない。

 足元の技術も経験も豊富な頼れる30歳。ダブルボランチでコンビを組む富田は「DFですが(足技も)うまいし落ち着きもある。相手のサイドを揺さぶるようなロングボールも効くと思う」。渡辺監督も「技術があるので、より効果的な配球(パス)も期待しています」と話した。

 この日の全体練習後には約15分間にわたり、主力選手と渡辺監督がホワイトボードを囲んで守備の確認。鎌田は「チームの勝利が一番大事。そこに向かって全力で取り組みたい」。手を尽くして、勝ち点3を奪いに敵地に乗り込む。【成田光季】