J1ベガルタ仙台は3日、リーグホーム甲府戦(4日)に向け、仙台市内で調整した。

 同戦は今季これまで左ボランチで全試合フル出場中のMF三田啓貴(26)が右ふくらはぎ打撲のため、欠場の見通し。代役はシャドーで先発してきたMF奥埜博亮(27)が務めることが濃厚だ。

 主将で右ボランチのMF富田晋伍(30)は奥埜について、「攻撃だけじゃなく、ボールも奪えるので、そんなに違和感なくやれている」と連係を深めた。ルヴァン杯ではボランチで先発経験もある奥埜は「晋伍さんが真ん中で構えてくれるので、ある程度自由にやらせてくれる」。同日の紅白戦では中盤から前線へ駆け上がり、シュートを放った。

 この日の2ボランチについて、前線の選手は手応えを口にした。シャドーのFW石原直樹(32)は「いつも通り違和感なくやれた」。ルヴァン杯大宮戦(5月3日)で、ボランチの奥埜からのパスを起点にゴールを挙げたFW西村拓真(20)は「要求しているので、そういう(大宮戦のような)プレーを出せればいいと思います」と語った。