北海道コンサドーレ札幌は3日、札幌ドームで全体練習を行い、11対11のミニゲームや非公開でセットプレーを確認し、今日4日の第14節ヴィッセル神戸戦(札幌ドーム)に備えた。5月31日のルヴァン杯柏レイソル戦(札幌厚別)で公式戦連敗を4で止めたものの、リーグ戦は3戦連続無得点で3連敗中。4試合連続でゴールから遠ざかるエースFW都倉賢(30)は「4年たって、成長した姿を見せられたら」と、古巣相手に復活を誓った。

 神戸には、10~13年と3シーズン在籍。「昔のチームメートと戦えるのは移籍の醍醐味(だいごみ)」と、初対決に燃える。「チームとしてやるべきことの理解度が高い」と、一時は首位に立った高い総合力に、警戒を強めた。

 ルヴァン杯柏戦では、主力メンバーを中心に戦い、連敗の悪い流れを断った。自身は無得点も、先制点となったDF福森のミドルシュートや、中央から抜け出したMF早坂が決定的な場面を作るなど、多用な攻撃を見せた。「公式戦という真剣勝負の中で、クロス以外の形を見せられた。負のスパイラルを抜けるきっかけになった。明日は歯を食いしばって頑張ります」。チームにとってリーグ戦4試合ぶりの得点で、連敗脱出を図る。【中島宙恵】