北海道コンサドーレ札幌が獲得する元イングランド代表FWジェイ・ボスロイド(35)が28日、チームに合流した。札幌・宮の沢の練習場で、ルヴァン杯に出場しない選手らと、ボール回しや5対5+1のミニゲームなどを行い、コンディションを確認。ジュビロ磐田時代の昨季、22試合で14得点を記録した長身ストライカーは「チームの状況は良くないようだが、上との勝ち点差は、そんなにない。連勝すれば、すぐに降格圏は脱出出来る」と、救世主になるべく巻き返しへ意欲を見せた。

 磐田退団後、約半年のブランクを感じさせない動きで、練習に溶け込んだ。ゲーム形式の練習で正確なミドルシュートも披露。「タイトな動きはまだまだだけど、自分でトレーニングしていたから状態は良い。ただ、明日、筋肉痛になるかもしれないけどね」と、ちゃめっ気たっぷりに練習初日を振り返った。

 近く正式に入団が発表される見込み。「ピッチに戻れてうれしい」と喜びを口にし「札幌とは2年前に試合をしているけど、良いサッカーをするチームだと思った。ファンもスタジアムも素晴らしい。早く試合に出たいよ」と、新天地でのデビューを待ちわびていた。【中島宙恵】