FC東京は12日、タイ1部バンコクユナイテッドFCからMFジャキット(20)を期限付き移籍で獲得したと発表した。

 2020年の東京五輪に出場できる世代の1997年生まれで、現在はU-23(23歳以下)タイ代表に名を連ねている173センチのサイドアタッカー。今年3月にFC東京の練習に参加し、小平グラウンドで行われたU-20日本代表との練習試合にも出場していた。

 そこで果敢にドリブルを仕掛けた姿勢が首脳陣の目に留まったと同時に、3月21日にFC東京とバンコクユナイテッドFCが結んだ業務提携(トップチーム強化を目的とした交流、アカデミー所属選手の育成など)の一環として加入が決まった。

 タイでは、15年U-19東南アジア選手権の優勝に貢献した有望株で、FC東京との契約期間は7月11日から12月31日まで。背番号は52。当面はJ3のFC東京U-23で経験を積んでいくことになるジャキットは「今回、FC東京という海外のクラブでプレーできるチャンスをもらえたことに、とても感謝しています。全力を尽くすとともに、この経験からできるだけ多くのことを学べるように努めたいと思います。FC東京の全ての指導者、スタッフ、そして選手たちと一緒にプレーができること、たくさんのことを学べることをとても楽しみにしています。そして、いつの日かFC東京の選手としてJリーグのピッチに立つという素晴らしい瞬間が来ることを夢見ています。ぜひ、応援をよろしくお願いします」とコメントした。