横浜FCが、ホームでV・ファーレン長崎を2-1で破り、約2カ月半ぶりの連勝を飾った。

 前半6分、FWジョン・チュングン(22)が右足でゴール左に先制点を決めた。柏レイソル在籍時の2011年にJ1の最優秀選手賞(MVP)に輝き、この日が横浜FCでの初戦となった、新加入のFWレアンドロ・ドミンゲス(33)のパスが起点となった。

 前半41分に、V・ファーレン長崎のDF高杉亮太にCKからヘディングで押し込まれ、一時は同点とされた。だが後半4分、中央で得たFKをMF中里崇宏(27)が直接決めて勝ち越し。クロスのような弾道に、ゴール前で両チームの選手が競り合ったが、誰にも触れずにゴール左に吸い込まれた。

 FWカズ(三浦知良、50)は後半23分から途中出場した。4月15日の第8節のFC町田ゼルビア戦以降、左ひざの負傷で出場機会が遠ざかっていたが約3カ月、16戦ぶりに出場。93年MVPの三浦とレアンドロのJリーグMVPプレーヤーの競演が実現。横浜FCがリードを守りきった。