ヴィッセル神戸の新戦力で元日本代表のFWハーフナー・マイク(30)が30日、神戸市内で実戦デビューした。

 8-1で勝利したユニバーシアード台湾代表との練習試合(30分×2本)に出場し2得点。オランダ1部デンハーグ時代のリーグ戦を最後に2カ月以上実戦から離れていたが、しっかりと結果を残した。ハーフナーは「ゲーム感覚を取り戻すのに必要だった。2点取れて良かった」とホッとした表情を見せた。

 29日のホーム大宮戦はベンチ入りしたが、出番はなし。「試合前にもハーフタイムにも(監督から)声を掛けられていたので『(出番)あるかな?』と思ったんだけど…」と明かし「岩波が足つっちゃったので(交代枠を全て使ってしまい)なくなっちゃった」と残念そうだった。

 大宮アルディージャ戦ではW杯に3大会連続出場し、14年ブラジル大会優勝メンバーのFWポドルスキが決勝点を含む2ゴール。ベンチから活躍を見たハーフナーは「ああいう人がW杯で優勝するんだなと思った。他にはマネできない。でも駆け引きなんかは勉強になる。シンプルにプレーしているけど質が高い。自分も早くチャンスをもらえれば」と刺激を受けていた。