ベガルタ仙台は8試合ぶりに勝ち点3を獲得した。サンフレッチェ広島に勝利したのは、14年5月以来3季ぶりだ。広島はヨンソン監督就任後2敗目となった。

 仙台は0-0で迎えた後半6分。FW西村の強烈なシュートのこぼれ球を、MF奥埜が冷静に左足で詰めて、8試合ぶりの先制ゴールを挙げた。終盤の激しい相手の猛攻を、全員で懸命に防ぎ、6月4日のホーム甲府戦以来となる勝利を、ホームに駆けつけたサポーターに届けた。

 広島は序盤こそ主導権を握った。直近5戦6得点と絶好調のMFロペスが縦への推進力を披露。前半8分にはゴール前でロペスのヒールパスからパトリックが強烈なシュートを放った。ただし後半に失点すると、主導権を受け渡した。終盤には猛攻を見せたが、相手守備陣を崩すことができなかった。