J1自動昇格の2位を決めたV・ファーレン長崎の選手たちも、喜びを爆発させた。

 先制点を決めたDF乾大知(27)は「苦しんだけれど、気持ちをひとつにして勝てた。全員が100%の力を出した。先制点はたまたま。ラッキーでした。多くのサポーターが来てくれて、自分もいつも以上の力が出せた」と興奮気味だった。

 勝利を決定づける3点目を決めたMF翁長聖(22)は、ルーキーながらJ1昇格へ大きく貢献した。「素直にうれしい。絶対に今日、決めてやろうと思っていた。ゴールは目の前にボールが転がってきただけです。1点取られて同点になったけれど、気持ちを切らさず最後までやれた。2万人を超えるサポーターですごくうれしい気持ちになった」。

 そして決勝ゴールを決めたMF前田悠佑(32)は、今季初ゴールが感動を呼ぶ得点となった。大勢のサポーターが前田のゴールに歓喜したことに「最高の雰囲気をつくってくれた。J1になってもこれを続けていきたい。これまで2度、昇格プレーオフで負けた悔しさが今日という日になった」と感慨深げだった。