鹿島アントラーズの優勝は3度目の持ち越しとなった。

 ACL決勝の影響で「試合なし優勝」の可能性も2度目だった。チームは午前から通常通り練習をこなし、各自帰路についた。FW土居は「2回目なので別に。時間があれば試合を見たいなとは思っていますけれど、予定もあるので」。DF山本も「子どもの寝かしつけをしているかも」と特別な雰囲気はなかった。最終戦で対戦する磐田名波監督と大岩監督は清水商(現清水桜が丘)で同学年で、監督としては初対決となる。15年広島の年間最多勝ち点74に並んでの連覇達成で、国内主要タイトル20冠を達成するつもりだ。

 ▼最終節決着 J1優勝決定は最終節に持ち越された。2ステージ制だった15、16年を除き、年間34試合制となった05年以降の11シーズンで、優勝争いが最終節までもつれ込んだのは今季で9度目。10年の名古屋は3試合、12年の広島は1試合を残して優勝を決めたが、1シーズン制でのJ1の優勝決定は最終節が多くなっている。最終節で優勝が決まった過去8度のうち、首位チームの逃げ切りが5度、逆転優勝が3度。