セレッソ大阪の日本代表FW杉本健勇(25)が、初めてベストイレブンに選出された。

 杉本は授賞式後の会見で、この舞台に立っていると思ったかと聞かれると「想像を超えるシーン。自分自身、タイトルは取りたいと思っていましたし、タイトルをサポーターの皆さんも待ち望んでいたので良かったと思う」と、クラブ初のタイトルとなったルヴァン杯獲得が大きかったと語った。

 一方、23得点でMVPに輝いた川崎フロンターレFW小林悠(30)と1点差で、逆転で得点王を逃したことについては「得点王を争っていて、取れなかったのには何か原因がある。いつか取れるように頑張りたい」と反省した。

 授賞式の壇上で、同じ質問をされた時は、主将のFW柿谷曜一朗(27)を引き合いに「曜一朗君がPKを譲ってくれたら、取れたと思うんで…。でも、言い訳は出来ない。すごかったですし、僕もずっと争ってきた。おめでとうと言いたい」と小林をたたえた。

 2人は、杉本が川崎Fに在籍した15年の1年間、チームメートだった。小林は「健勇の今年のゴール数は、すばらしいと思うので、一緒に争えて良かったです。(1点)上回っちゃいました」と笑いながら杉本を見詰めた。【村上幸将】