浦和レッズは昇格組のV・ファーレン長崎と引き分け、開幕からリーグ3戦未勝利となった。

 前半から押し込む場面が多かったが、ゴールを奪えないまま前半42分にMF青木拓也がペナルティーエリア内で反則を取られてPKを献上。FW鈴木武蔵に決められた。後半31分にCKからFWズラタンのヘッドで追いついたものの、逆転は遠かった。

 DF槙野は試合後のサポーターからの大きなブーイングに対し「次に結果で返さないといけない」と受け入れた。長崎に対し「走って戦う姿勢は確実に浦和よりもあった」とたたえつつ、「うちはこのままのサッカーをしていては厳しい。普段の練習から貪欲にならないといけない」と危機感をあらわにした。

 昨年はアジア・チャンピオンズリーグを制してクラブW杯に出場したもののリーグ戦は7位に終わった。リベンジを期して臨んだ今季だが、はがゆい現状に「去年はアジアチャンピオンになったけど、今年はなにもない。プライドがあるなら早く捨てないといけない」と厳しい表情だった。