ジュビロ磐田MF荒木大吾(24)が、ルヴァン杯での2戦連発に意欲を示した。16日は、明日18日のホーム北海道コンサドーレ札幌戦(午後7時、ヤマハ)に向けて磐田大久保グラウンドで調整。6対6のミニゲームでは、右足ミドルを決めるなど順調な調整ぶりをアピールすると「チームのためにプレーすることが一番。その上で狙っていきたい」と、意気込んだ。

 リベンジの一戦でもある。3月14日にアウェーで行われた札幌との前回対戦では、後半37分に途中出場も見せ場を作れず。チームは1-0で勝利したが、名波浩監督(45)から「試合に入れていない」と指摘された。荒木は「ひどいプレーをしてしまった分、やり返したい気持ちが強い」と、雪辱に燃えている。

 準備も整っている。途中出場した4日のホーム甲府戦では、1-2の後半41分にプロ初得点となる同点弾。ロスタイムには値千金の逆転ゴールも決め、チームを2連勝に導いた。勝てば1次リーグ突破に大きく前進する札幌戦は、今季公式戦初先発の可能性も十分。荒木は「絶対に勝ちたい」と、短い言葉に力を込めた。好調の若きアタッカーが、再びヒーローの座を狙う。【前田和哉】