日本勢で唯一、ACLで勝ち残る鹿島アントラーズは15日、上海上港(中国)との決勝トーナメント1回戦第2戦に向けて、敵地の上海体育場で汗を流した。

 第1戦を3-1で快勝したが、相手はホームでACL無敗を誇る強敵。それでもDF昌子は「トータルスコアでの勝ちは目指していない。勝ちにいくサッカーをしたい」と誓った。試合が行われる5月16日は25年前の93年に、ジーコのハットトリックで鹿島の歴史が始まった日。過去5度の決勝トーナメントでは全て初戦ではね返されてきただけに、下部組織から鹿島で育つMF土居は「明日、鹿島の歴史をこのスタッフ、チームメートと塗り替えたい」と誓った。(上海=今村健人)