湘南ベルマーレに、経営権を取得したフィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)から強力な助っ人がやってくる。クラブは2日、ライザップから管野翔太氏(30)を「パフォーマンス・アップ・チーフトレーナー」として招聘(しょうへい)することを発表した。

 管野トレーナーは柏レイソルU-18出身で、日本代表DF酒井宏樹ともプレーしていた。現役時代はけがに泣き、プロの夢をあきらめたが、トレーナーとして選手を支える役割を志し大東文化大で勉強を積んだという。トレーナーとしてクラブに携わることが決まり「プロを目指していたので、こういう形でJに関われて童心に返った気持ちです」と話し「湘南の持ち味であるハードワークをさらに強くしていければ。後半になっても落ちないスタミナ、体幹、筋力の強化や食事面のサポートもしていきたい」と話した。

 管野氏は小学1年のころ、浦和に住んでおり、当時浦和の選手だった曹貴裁監督と練習場で一緒に写真を撮ったこともあるという。現在の湘南には、MF秋野央樹、MF小林祐介と柏ユース出身の選手も在籍し「縁を感じています」。6月中旬から本格的に指導が始まり「W杯の中断期間が勝負になる。3年以内にタイトルを獲ることをコミットしたい」と目標を掲げた。