西日本豪雨後、初の公式戦となったサンフレッチェ広島がガンバ大阪に勝利し、首位をキープした。試合前には黙とうがささげられ、喪章をつけてプレー。

 地元の思いを背負った広島が立ち上がりから攻め立てた。前半26分、DF和田の右クロスをFWパトリックが頭で決めて先制。同41分にはMF青山のクロスを再びパトリックが得点した。

 後半になっても勢いは変わらず、同4分にパトリックが頭で落としたボールをFW工藤が右足でゴール。今季初得点でG大阪を突き放した。後半41分には途中出場のFWティーラシンがダメ押し。快勝で首位をキープし、被災地へ勇気を届けた。

 一方のG大阪は前半8分にDFファビオが一発退場。10人となった影響は大きく、決定機もほとんど作れなかった。