4位の横浜FCと2位の町田ゼルビアの対戦は、町田が打ち合いを制し競り勝った。横浜FCのFWカズ(三浦知良、51)はベンチ入りしたが出場機会はなかった。

 試合が動いたのは前半40分。町田は自陣でボールを奪うと一気にカウンターを仕掛け、MF平戸太貴が右サイドからドリブルで切れ込みシュート。ゴール左隅に突き刺した。3試合連続完封していた横浜FCの堅守を破った。後半3分にも、町田は左サイドを崩しFW鈴木孝司(29)のゴールで加点した。

 横浜FCは後半13分、DF田所諒(32)のクロスをエースFWイバ(33)が頭で合わせ1点を返し反撃に出る。町田ゴールに迫る時間が続くも追加点が奪えない。逆に町田は後半26分、左サイドからのグラウンダークロスに平戸が飛び込み追加点。横浜FCを突き放した。横浜FCもMF佐藤謙介(29)のヘディング弾で詰め寄るが、追いつくことはできなかった。

 カズは「後半早い時間で1点を返したんですが、その後の3点目が大きかったですね。2位の相手に、うちは絶対勝たなくてはいけなかった試合で落としたのは痛いですね」と話した。だが、J1昇格圏内の争いは混戦で「あきらめることなくやりたいなと思います」と次戦を見据えた。