宮本ガンバが初勝利を飾った。昨季までG大阪を率いていたFC東京長谷川監督の凱旋(がいせん)試合となった因縁も打ち破った。注目の一戦はG大阪宮本監督就任4試合目。高卒3年目のFW一美(いちみ)がJ1デビューした。

 先制はホームのG大阪だった。前半34分、セットプレーからの展開でMF遠藤のファーサイドのクロスをDF三浦が頭で落とすと、前に詰めていたDFファビオが右足で押し込んで決めた。

 一方の東京は前半7分にこぼれ球をDF太田がシュートするも相手GK東口の好セーブに阻まれた。同22分にも右クロスに詰めていたMF大森がシュートするが、またも東口がセーブ。後半3分も東口に1対1を止められた。だが、後半41分にFWオリベイラが同点弾。今季11点目を決めた。

 引き分け濃厚と思われた後半49分、G大阪がカウンターからFWアデミウソンの勝ち越しゴールが決まった。G大阪にとって5月2日仙台戦以来、3カ月ぶりの勝利をつかんだ。