ベガルタ仙台は清水を2-1で下し今季初のホーム戦3連勝を飾り、暫定6位に浮上した。

ロシア1部のCSKAモスクワへ移籍するFW西村拓真(21)がスタンドで見守る中、DF大岩一貴(29)が餞別(せんべつ)のゴールを決めて先制。1-1で迎えた後半ロスタイムにはFW石原直樹(34)がダイビングヘッドで執念の勝ち越しゴールを突き刺し西村を送り出した。

試合後に行われた壮行セレモニーで、西村は「この時期のオファーは想定外だったが移籍を尊重してくれたベガルタの皆様に、感謝したい。3年半でしたが、仙台の街、選手、スタッフが大好きになりました。向こうで苦しむことも多いと思いますが、乗り越える覚悟はある。日の丸をつけて日本に帰ってこれるように頑張ります」と決意表明。

移籍について「悩む時間がなかった。チームには迷惑を掛けるが即決した。苦しいことが多いと思うが一からのスタートでワクワクしている。夢はW杯優勝すること。4年後のW杯に挑戦するためにも高いレベルでやることが大切。足りない部分も多いが下からはい上がる雑草魂には自信がある。しっかり戦っていきたい」とコメントした。

来週中にもチームに合流する見込みだ。