アスルクラロ沼津がホームで完敗した。首位のFC琉球に1-4。2点を追う後半32分に途中出場のFW石田雅俊(23)が移籍後初ゴールを決めて1点差としたが、2分後にCKから痛恨の3失点目を喫した。DF徳武正之(27)は「ここからという雰囲気での失点が痛かった」。ワンプレーで流れを引き渡し、同40分にも中央を崩されて追加点を献上。クラブワーストの4失点を喫し、選手たちはうなだれた。

得意のホームで痛すぎる敗戦だ。J3参入初年度の昨年7月から、ホームでは21戦負けなし(13勝8分け)でJ3最長のホーム不敗記録を続けていたが、ついにストップ。順位は3位で変わらずも、琉球との勝ち点差は「7」に広がった。今季は残り8試合。石田は「逆転優勝は他力になってしまうけれど、残りの試合を全勝する気持ちで戦いたい」と必死に顔を上げた。【神谷亮磨】