日本女子サッカーリーグ30周年記念式典およびプレナスなでしこリーグの年間表彰式が5日、都内で行われた。

式典では、同リーグで最優秀選手賞に輝いた歴代の選手たちも出席し、30年間の思い出を振り返るトークイベントを開催。92、93年に同賞を受賞した、なでしこジャパンの高倉麻子監督(50)や06、08年受賞の元日本代表MF澤穂希さん、11、13年に受賞したFW川澄奈穂美(33)ら女子サッカー界を支えてきたレジェンドたちが勢ぞろいした。

澤さんは最優秀選手賞のプレゼンターを務めるなどし、式後に取材に応じた。初代最優秀選手賞の半田悦子さん(53)から本年度受賞のFW田中美南(24)までこの日出席した全ての最優秀選手受賞者と対戦相手などで同じピッチに立ったのは澤さんだけだといい「そうなんだという感じでした。偉大な方たちとプレーできて光栄ですし、素晴らしいところに来れたと思います」と話した。

現在の代表チームへ向けては選手のさらなる海外進出も期待し「なでしこジャパンの活躍は重要だと思っています。もっと国際経験を積んで、新しいチームで新しい歴史をつくってほしい」とエールを送った。

また、自国開催の20年東京五輪について問われると「自国開催というのは一生にあるかないかのイベント。日本のスポーツ界、サッカー界に貢献できるような自分にしかできない仕事があれば、ぜひやらせていただきたいなと思います」と意欲を示した。

プレナスなでしこリーグの年間表彰式では、リーグ4連覇を果たした日テレベレーザのFW田中美南が初の最優秀選手賞に輝き、3年連続得点王とのダブル受賞を果たした。