J1サガン鳥栖は15日、佐賀・鳥栖市内で始動し、元スペイン代表FWフェルナンドトーレス(34)が開幕ダッシュを誓った。

ボール回しやメディシンボールを使った体幹トレーニングなどで約2時間汗を流した。今季の目標を問われ「しっかりチームで戦えることが重要だが、まずは開幕戦で勝つことが重要」とキッパリ。リーグ初戦となる2月23日のホーム名古屋戦の必勝を宣言した。

オフを過ごしたスペインで「コンディションを保つため、いい準備をしてきた」と言い、元バルセロナDFのルイス・カレーラス新監督(46)の指導については「バルセロナにいたので、ボールを保持するやり方で、いい形につながると思う」。アトレチコ・マドリード時代の元同僚の“バルササッカー”に気持ちを高ぶらせた。

個人目標としては「FWなのでゴールすることへの期待は分かっている。チームが団結すれば(ゴールは)生まれる」と意欲。カレーラス監督は「フェルナンドはチームのために動き、常にチームのためにできることを示してくれる。彼に求めるのはゴールを決めること。実現できるように助けていきたい」と期待を寄せた。【菊川光一】