J1のFC東京は3月2日に第2節アウェーのベルマーレ湘南戦を控える。開幕戦に続いて先発出場が予想されるMF久保建英(17)が、得意とする攻撃面での貢献に意欲を示した。

川崎フロンターレとの開幕戦(等々力)では、ポスト直撃のFKやドリブル突破で得点機を作った。試合はスコアレスドローも、リーグ連覇中の王者を相手に引けを取らないプレーを見せた。28日の非公開練習後に取材対応した久保は「まだ1試合を終えただけ。ここから毎試合、いいパフォーマンスを見せていくことが求められる」と引き締まった表情で話した。

対戦する湘南にはDF杉岡大暉(20)ら、東京五輪世代で世代別代表でチームメートだった選手もいる。敵として対峙(たいじ)することに「不思議な感じはある」としつつ「相手を気にする余裕は今の自分にはないですし、自分のパフォーマンスに集中したい」とまっすぐな視線で話した。

得点力向上を目標に掲げる今季、まずは川崎Fを相手に複数のチャンスを作った。ゴール、アシストなど得点に直接絡むプレーが期待される17歳は「ピッチでどれだけやれるか。試合中の自分のプレーを見てもらえたら」と意気込んだ。