日本サッカー協会初の「現役選手の国際委員」が誕生した。この春からザンビアのクラブ、ZESCOに所属するMF中町公祐(33)が、国際委員会委員(在海外)に選任された。7日の理事会で決まった。

サッカー界だけでなくあらゆる業種、立場の人が活動をサポートする国際委員は、中町で30人目。アフリカ大陸では初となる。

今年2月に「ザンビアの地で己と向き合い、人間を磨き、大きくなって皆さまにまたお会いできたら」と、横浜からアフリカ大陸へと異例の移籍を果たした。J1通算183試合15得点の実績もさることながら、15~18年には日本プロサッカー選手会副会長も務めた。個人的に、アフリカの子どもたちにボールを贈る活動も実施。サッカーだけでなく幅広い知見をもった慶大卒の中町がアフリカで、日本のサッカー界のために二足のわらじを履く。