川崎フロンターレのFW小林悠(31)が“記念ずくめ”の2発で4連勝に貢献した。チームの平成ラストゴールを決めたエースは前半13分、MF脇坂からのパスをゴール前左サイドで受けると、トラップからの速い左足の振りでチームの令和1号を決めた。後半8分には令和初のPKから得点を決め、リーグ初のマルチ(複数)得点者に名を刻んだ。「(令和1号を)狙っていたのでうれしい。いいパスが来たので止めてすぐ打てた。練習でやっていることが自然に出た」と振り返った。

今季は公式戦12戦無得点を経験した。練習場に背番号11のユニホームを持って「次は入るよ」「信じているからね」と声をかけてくれたサポーターや家族の支えもあり、4月23日のACL・蔚山戦で初得点し、そこから公式戦3戦4得点と止まらない。最高の形で令和のスタートを切り、チームも暫定3位に浮上。「小林悠を信じて良かったと思ってもらえるよう、どんどんゴールを重ねていきたい」と誓った。