松本山雅FCが横浜F・マリノスに競り負け2連敗となった。

最終ラインでしっかりブロックを組み、横浜の縦パスを狙ってカウンターを仕掛けるなど、反町康治監督(55)が横浜を徹底研究した様子が伝わる内容だった。

ただ、好機でゴール前の精度を欠き、1点に泣いた。指揮官は「結果としては残念。この前の2試合は、我々らしさを出せなかったが、今回は我々らしさは出せた。我々の現在地の力を出し切った」と振り返った。

得点力不足と、奪った後、ボールがつながらない視野の狭さを課題に挙げ「J2から上がってきたチームですから、なかなかそこを求めても仕方がない。ただ、我々は我々しかないものを大事にしながら質を上げていきたい。こういう試合を続けていけば光も見えてくる」と前を向いた。前半戦は1試合を残し勝ち点16。反町監督は「(前半戦の)勝ち点20の目標は遠のきましたが、下(J2)から上がってきたことを含めるとトップ15が大きな目標。なんとかはい上がる松本魂を見せたい」と話した。