今夏磐田から加入したMF中村俊輔(41)が横浜FCデビューを果たした。

山口に2-1の後半15分、MF渡辺に代わりボランチの位置へ。3月17日の鳥栖戦以来、4カ月半ぶりに公式戦のピッチに立った。ロスタイムには左20メートル付近でFKを蹴った。相手の壁に当たりゴールはならなかったが、30分の出場で見せ場はつくった。「自分が入ってやられるのは嫌だった。三ツ沢で勝てたことが良かった」と振り返った。

開幕前に足首の状態が思わしくなく6月には左内転筋の負傷で離脱。その中での復帰に「厳しいと思う中で回復して、試合に出られて。その喜びを感じながらやれたのは良かった」と感謝を口にした。チームは6連勝でJ1昇格プレーオフ圏内の6位に浮上。周囲との連係はこれからだが「自分が出たら前のいい選手をどう生かすか。1つの駒としてやっていければ」と献身的なプレーを誓った。