浦和レッズの主将MF柏木陽介(31)が定位置に帰ってきた。

ホーム松本山雅戦で、リーグ戦では12試合ぶりの先発復帰。5月17日の湘南ベルマーレ戦を最後に右膝負傷で戦線を離れていたが、2シャドー(1・5列目)の右に入って攻撃をコントロールした。正確な左足でセットプレーのキッカーを務め、パスでも松本の守備を脅かした。

前節アウェーヴィッセル神戸戦は後半途中から出場。0-3で完敗した中で何もできず「戦意喪失した内容」「サポーターにお金を返さなければいけない」と試合後に厳しい言葉を並べた。自他に向けたメッセージで「次は経験ある選手が、もっとコントロールしないといけない」。決意の通り、後半19分に下がるまで落ち着いた判断でボールを散らした。

前半19分にFWファブリシオが先制すると抱き合って笑顔。この助っ人も、左膝の負傷から復帰。昨年8月19日以来1年ぶりの今季初ゴールだった。守ってはJ1通算300試合出場となったDF森脇がリーグ戦では初めて3バック中央に入り、ラインを統率した。