セレッソ大阪と松本山雅FCの白熱戦はドローに終わった。

C大阪は前半24分、MFソウザがDF松田の右クロスを頭で決めて先制。ブラジル人の今季2点目で主導権を握った。だが後半17分、中盤の激しいプレスからボールを奪った松本は、最後はMF杉本が右足で同点ゴールを挙げた。6月26日名古屋戦以来の今季2点目が貴重なゴールとなった。

前節5位だったC大阪は勝ち点1を加えて50とした。来季のACL出場圏となる3位以内が遠のく痛恨ドローとなった。この試合は今夏にJ2FC琉球から移籍してきたFW鈴木がJ1初先発。ここまで6試合はすべて途中出場だった鈴木に対し「途中から出てもチームへ貢献していた」とロティーナ監督。ブルーノメンデスの故障離脱を補ったが、白星まではつかめなかった。

残留争いにいる松本は前節の時点で自動降格圏の17位。ただ最近7試合は2勝4分け1敗で勢いがあった。立ち上がりから果敢にプレスをかけた。だが、ゴール前でほとんど決定機を作れずに苦戦。後半に少ない好機をつかんで引き分けに持ち込んだ。