ヴィッセル神戸がFW小川慶治朗(27)の2発でベガルタ仙台に快勝した。

小川は前半16分、中央で受けたボールを相手DFに当てながら先制ゴールを決めた。これがクラブのJ1通算900得点となる節目のゴール。さらに後半24分、FW古橋亨梧(24)のパスを受け、相手GKの位置を見極め、冷静に2点目を決めた。

小川の先発出場は8月2日のガンバ大阪戦以来。小川は節目のゴールを「一応狙っていた。昨日、初めて知ったんですけど」。それ以上にトルステン・フィンク監督(52)の起用に結果で応えられたことがうれしかった。「コンスタントに試合に出たいし、悔しい思いはあった。ただブレずに練習からやってきて、それを監督も見ていてくれたと思うし。結果を出せてホッとしたというか、やったな、と」。

同じ勝ち点だった残留争いのライバルを突き放す2発は、チームに大きな勝利をもたらした。