桐蔭横浜大が中大に延長戦の末に3-1と競り勝ち、初の決勝進出を決めた。明大は関学大に7-3と大勝し、総理大臣杯、関東大学リーグに続く今季3冠へ1勝と迫った。決勝は22日に浦和駒場スタジアムで行われる。

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桐蔭横浜大が“ピピ兄”の勝ち越し弾で延長戦を制し初の決勝進出を決めた。

レアル・マドリードの下部組織に所属し「ピピ」の愛称で知られるMF中井卓大の兄のMF中井朗人(4年=興国)が1-1で迎えた延長前半4分、値千金のヘディング弾で勝利に導いた。

大学初ゴールで、朗人は「ヘディング練習をしていて決めたときは嬉しかった」と笑顔。弟の存在を「彼はむっちゃ頑張ってるから、活躍は嬉しいし刺激になる」と話し、自身の今後を「海外でのプレーを志望してやっています」と明かした。