J1横浜F・マリノスは10日、昨季限りで現役を引退した栗原勇蔵氏(36)が、今季からクラブの「クラブシップ・キャプテン」に就任することを発表した。

栗原はクラブを通じてコメントを発表し「マリノスでのプロ生活18年間、クラブに関わるたくさんの方々の支えがあったので、このクラブ一筋でサッカーを続けることができました。今度は自分自身が支える側にまわり、クラブに恩返しする番だと思っています。諸先輩方が築き上げてきた横浜F・マリノスの伝統を守りつつ、クラブがより良くなるような新しい歴史を、クラブに関わるすべてのマリノスファミリーの方々と一緒に作り上げていきたいと思います」となどとコメントした。

栗原はジュニアユースから横浜に所属し、育成組織で6年間、トップチームに18年間在籍。横浜一筋でキャリアを歩んできた。横浜によると、クラブシップ・キャプテンとは今後の横浜の在り方をクラブと共に構築していく役割だといい、シップの名のごとく、栗原に船長役を果たしてもらいたいという思いも込めて名付けたという。栗原は11日に行う今季の新体制発表会でファンへ向けてあいさつを行う。