セレッソ大阪の主将でMF清武弘嗣(30)とFW柿谷曜一朗(30)らが5日、大阪市役所を表敬訪問し、松井一郎市長(56)の前でリーグ初制覇を誓った。

昨季はリーグ5位に終わった。松井市長ら市幹部との会談で清武が「昨年はタイトルに手が届かなくて、非常に悔しい思いをしました。今年はJリーグの優勝を強く思っています」と話すと、柿谷も「セレッソはリーグ優勝したことない。今年の初めに(清武と)俺たちでリーグ優勝させようと話した。開幕から優勝狙ってシーズンを過ごします」と意気込んだ。

松井市長は「(大阪府)知事の時代から数えて9年。ええかげん、御堂筋でパレードやってもらいたい。(任期が)終わってしまう。市長に就任している間に優勝して。30過ぎたら40まで早いよ。30歳の間に決めてよ」と30歳の2人にハッパを掛けた。同席した同クラブの森島寛晃社長(48)には「優勝するまで北新地はやめておくとか」と願掛けの意味を込めて提案。森島社長は「その辺の循環はほどほどに」とタジタジだった。

2年連続で主将に就任した清武は「昨年はリーグ最少失点で5位だったが、点が少なかった。今年はより攻撃的にいきたいと思います」とチームの課題を挙げ、悲願のJ1初優勝に気持ちを込めた。