ヴィッセル神戸は9日、神戸市の練習場で報道陣に練習を公開した。

新型コロナウイルスの影響で3月以降、チームの練習は完全非公開を続け、取材対応も行わず、事実上の隔離された状態で調整してきた。報道陣には、この日から取材前に検温が義務付けられることになった。

取材対応した元日本代表DF酒井高徳(28)は、Jリーグの公式戦再開が流動的な状況に対し「何を言っても仕方がない。(中断期間が)長いとか、やれるのではないかとか、メディアを通じていろんな話がある中で、言えることは(決定に)従って、やれる時にやればいいということ。この期間をストレスに感じることなく、来るべき時に備えるのがプロ。再開された時にチームや自分がうまくいかないことがあっても、コロナ(新型コロナウイルス)の責任にはしない、という姿勢を保ちたい」と話した。

練習では元スペイン代表で主将のMFイニエスタ(35)がミニゲームでゴールを決めるなど終始、明るい表情。故障で離脱しているベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン(34)は別メニューだった。