サッカー元日本代表MF中田英寿氏(43)が、4月から立教大経営学部の客員教授に就任すると発表した。

経営学部3、4年生を履修対象とした「伝統産業とマーケティング」を、秋学期(9~1月)に担当。日本の伝統産業の歴史と現状を教え、産業の再生や新規ビジネスの創出を行うための思考力や実践力を身につけるための講義を行うという。

中田氏は「JAPANCRAFTSAKECOMPANY」社の代表を務め、日本全国47都道府県を巡り、伝統工芸や農業などの日本の良さを世界に発信し続けている。この活動に立大側が共感した。

全14回の講義では「日本酒」、「食」、「工芸」のそれぞれのジャンルに対して、産業構造分析、フィールド・スタディ、ゲストを招いたトークセッション、学生によるプレゼンテーションの実施を予定する。ゲストを招いたトークセッションでは、これまで中田氏が日本全国を旅してきた中で培ってきた経験を生かし、各ジャンルのプロフェッショナルも登壇することになっている。