J1横浜F・マリノスが13日、チームで行っているオンライントレーニングの様子を公開した。

オンライン会議システム「Cisco Webex」を使用し、田中章博コンディショニングコーチが自宅待機中の選手へ向けてフィジカルトレーニングを指導した。マットの上でボールやチューブを使った体幹を鍛えるトレーニングなどを行い、約1時間半、汗を流した。

FW仲川輝人(27)は愛犬と共に自宅からオンラインで取材対応し、現状について「こういう状況になってしまって、しょうがないという気持ちも持ちつつ、(休止期間が)ちょっと長すぎるので。不安な気持ちもありますし、今までキャンプから作り上げてきたフィジカル面だったりが落ちるのが不安です」と率直な気持ちを明かした。チームでのオンライントレーニングについては「結構、家の中でも、筋トレというか。筋持久力は高められるので。チームで一緒になってやれているのはいいと思う」と前向きに話した。

クラブからは人混みを避けた単独でのランニングなどは許可されているが、新型コロナウイルスに感染しないように極力、外出は控えているという。今やりたいことについては「サッカーです」と即答し「昼間に気持ち良く蹴りたいですけど、あまり外に出れないので。家にずっといると、頭が痛くなってきちゃいます。これがいつまで続くかわからないですけど、もうちょっと辛抱していこうかなという気持ちです」と話した。自宅では試合映像の振り返りのほか、愛犬とのボール遊びや映画を観たりしながら過ごしているという。

また、18日に開催予定の選手考案のオンライン配信クラブイベントについても触れ「選手同士で、自分たちの今を見てもらうことが大事だという話をしました。初の試みですし、チャレンジしてみる価値はあるかなと思っています。選手個人個人での対決とかいろいろしたいと思っているので、自分たちの元気な姿を見てもらって、みなさんにも元気を分けたい」と意気込んだ。【松尾幸之介】