横浜FCの下平隆宏監督(48)が2日、オンラインで取材に応じ、4日の再開カード・コンサドーレ札幌戦のメンバー選考に「ハードワーク」と「スピード」を重視することを明かした。

中断期間を利用し、新戦術に挑んでおり、前線からの激しいプレスに加え、カウンターの仕掛けも2月の開幕戦とは異なっているという。指揮官は「かなり消耗する」と見据え、今季は交代枠が5人に増えることに言及し「選手にはハードワークを課す形にはなるが、交代枠があるのでトライしてもらっている」と話した。

酷暑と過密日程に加え、スピードとハードワークが求められるとなれば、53歳のFWカズ(三浦知良)、MF中村俊輔(42)、MF松井大輔(39)にとっては過酷な挑戦になる。だが、下平監督は3人のベテランは現在、連日、しっかりトレーニングに励んでいることを明言。その上で「90分出て下さいとは正直、言えない。交代枠がある分、別の使い方はできる。全員がハードワークだけで勝てるわけではない。時間をつくったり、空気を変えられる選手も大事。降格がなくなったからといって、特別若手重視というわけではない」と、時間を区切ってのベテランの役割に期待していた。