静岡県高校総体女子サッカーの代替大会「FOR PLAYERS CUP」の決勝が26日、雷雨のため中止になった。参加16チームが東西に分かれてトーナメントを行い、勝ち抜いた常葉大橘(東1位)と藤枝順心(西1位)が対戦するはずだったが、試合前に天候が悪化。選手たちは、キックオフの笛を聞かずに会場の藤枝順心高グラウンドを後にした。

常葉大橘ではMF瀧遥香ら、3年生4人が今大会を最後に引退する予定だった。瀧は「順心に勝って気持ち良く引退したかった」と悔やんだ。藤枝順心の多々良和之監督(56)は「感染防止策を講じた上で試合ができるかが大事だった。選手権に向けたモデルにもなる」と強調。今秋の全日本高校選手権県大会を見据え、今大会を評価した。

この日は、決勝を含めた順位決定戦8試合全てが中止。日程を変更しての開催は未定となっている。【前田和哉】