浦和レッズFW杉本健勇(27)がストライカーとしての危機感を口にした。29日、さいたま市内での練習後、オンラインで報道陣に対応。

今季再開後、全試合に出場。最前線からの積極的な守備でチームに大きく貢献する一方、まだリーグ戦で今季初ゴールない。2月のルヴァン杯ベガルタ仙台戦で2得点して以後、得点から遠ざかっており「再開後、まだ得点できていない。みなさんよりも自分が1番、物足りなさを感じている。オレもそろそろ決めないと怒られると思うので、本当にチームが苦しい時に決められるようにしたい」と気持ちを高揚させた。

次節となる8月1日は清水エスパルスとのホーム戦になる。直近のホーム戦だった22日の柏戦は0-4と大敗を喫した。杉本は「ホームですし、この前は0-4という情けない試合をした。正直、内容はどうでも良いので、とにかく勝てばいいと思っている」と勝利最優先でピッチに立つ意識。勝敗のカギを先制点が握ると分析し「先に失点するとガクっときてしまうので、前の選手が頑張らないといけない。(先制点を)決めます」とFWらしく、ゴールへの貪欲な姿勢を示した。【藤中栄二】