ヴィッセル神戸の新人FW小田裕太郎(19)が、プロ初先発を果たした。過去3試合はすべて途中出場だった。この試合では後半23分までプレー。1点リードした状態でベンチに下がっていた。

前半9分にはMFイニエスタの横パスから左足でシュートを放つなど、2本のシュートが記録された。豊富な体力を武器に前線で動き回り、途中で足がつりかける場面もあった。

「チームの勝利に貢献できなかったのは悔しいが、前半にシュートまで持っていけた部分や、ゴール前での仕掛けができた。前日に先発を言われ、やってやろうという気持ちがあった。こういう舞台でプレーできたのは素直によかった。一瞬、足がつりかけたが全然問題はない。連戦が続くのでチームの勝利に貢献するプレーがしたい」

小田は下部組織出身で、ユース在籍の昨年、2種登録としてルヴァン杯で公式戦デビューしていた。今季からプロ契約を交わし、12日に19歳になったばかり。前節ベガルタ仙台戦では初アシストも記録していた。

今年10月開幕のU-19アジア選手権での同日本代表入りも目指しており、今後の飛躍が期待される。【横田和幸】