プレナスなでしこリーグのINAC神戸に期限付き移籍で加入したMF川澄奈穂美(34)が17日、大阪市内のホテルで記者会見に臨んだ。

背番号は36と発表され「初めて日本代表でつけた背番号が36番でした。自分自身は9番に強いこだわりを持っていますが、9番は田中美南選手が今季加入してつけているので、36番でプレーしようと思いました。シアトルレインに行った時も36番をつけてプレーしました」と笑顔を見せた。

契約は今年12月末までで、以降は19年から在籍する米国のスカイブルーに戻ることが基本線となっている。16年以来、4年ぶりの古巣復帰に「とにかくタイトルを取るということを強く思って入団しました」。会見に同席した安本卓史社長も「実績、経験申し分なし。なでしこトップクラス、ナンバーワンといってもいい人気、実力を兼ね備えている。若手選手の見本にもなってほしい」と期待を込めた。

川澄は、なでしこジャパンの一員として、11年女子W杯初優勝、12年ロンドン五輪銀メダルなどに貢献。INAC神戸は現在、リーグ戦3勝2分けの勝ち点11で3位につけている。7年ぶりの頂点へ、起爆剤として期待される。【松本航】

◆川澄奈穂美(かわすみ・なほみ)1985年(昭60)9月23日、神奈川県生まれ。日体大から08年にINAC神戸入り。なでしこリーグでは11年得点王、11、13年MVP、ベストイレブンは4度獲得。日本代表通算90試合20得点。14年に米国のシアトル・レインへ期限付き移籍し、INAC神戸復帰を経て、16年からシアトル・レインへ完全移籍。19年からスカイブルー。趣味は料理、裁縫。157センチ、51キロ。血液型A。