ベガルタ仙台は3連敗で泥沼の6戦未勝利となった。ホームで大分トリニータに0-3の完敗。ユアスタではリーグ8戦でいまだに白星がない。DFパラをリーグ戦初出場初先発させるなど、スタメン4人入れ替えも実らず、前半34分、後半35分、同40分とゴールを奪われた。

前半のほとんどの時間で相手に主導権を握られ、同40分にFWジャーメインを交代。MF関口を投入して状況打開を図った。後半は徐々にペースを握り、シュートシーンが増えた。この試合最大のチャンスは同21分、FWゲデスのパスに抜け出したDF柳が右クロス。ペナルティーエリア内の関口が完璧なつなぎでお膳立てしたが、長沢のシュートは大きく枠を外れた。

木山監督は「前半は今年一番良くない出来」と振り返り、「いろんなことがずれてきて、チームがやろうとしていること、やるべきことがずれている。何とか立ち直らせて、顔を上げて戦いたい」。関口は「出ている選手がその試合、その試合で責任感を持って臨まないといけない」。さらに「1つ1つの局面での強度を上げないといけない」。次戦は20日、アウェーで東京と対戦。苦しい状況が続くが、前を向いて戦う。【山田愛斗】