清水エスパルスはアウェーで2位東京に1-3で敗れた。FWドゥトラ(32)が3試合連続ゴールを奪うも、またしても守備が崩壊。今季3度目の5連敗となり泥沼から抜け出せない。

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連敗ストップを目指す清水は前節からスタメン3人を入れ替えた。GK梅田透吾が11試合ぶりに先発。ゴールマウスを守った。ピーター・クラモフスキー監督は「先制点が非常に重要」と話していたが、思惑通りに試合を運べなかった。

前半22分、クロスの処理を誤り、こぼれ球を押し込まれて失点。5試合連続で先制点を奪われて劣勢に立たされた。2トップのブラジル人コンビを軸に同点を狙うも、相手の堅守に苦戦。得点を奪えずに前半を1点ビハインドで折り返した。

この日も簡単に追加点を許す悪癖を露呈した。後半10分、あっさりエリア内へ縦パスを通されて2失点目を許した。反撃は1-2の同34分。FWドゥトラが3試合連続ゴールを決めた。ブラジル人助っ人の得点で1点差に迫るも、同ロスタイムに痛恨の3失点目を献上。力尽きた。

今季18度目の複数失点で、リーグワースト53失点に膨れ上がった。今季は3勝3分け17敗。降格なしのシーズンとはいえ、受け入れがたい現実が続いている。中3日の次節は18日、ホームで鳥栖と対する。切り替えるしかない。