ガンバ大阪は敵地の直接対決で、川崎フロンターレに完敗し、優勝阻止はならなかった。川崎Fの鉄壁の守備に苦しんだ。MF倉田秋(32)は川崎Fの優勝を目の前で見届け、「言葉にするのも難しい」と言葉を詰まらせた。

今季第4節から首位を堅持した川崎F。G大阪がリーグ2位を死守してフィニッシュすれば、天皇杯決勝で再戦の可能性がある。「リベンジは天皇杯の決勝でするしかない。リーグ2位で終わって、またやりたい」と、雪辱を期す。

宮本恒靖監督(43)は、現役時代の05年、この等々力でリーグ初制覇を決めた。その“思い出”の地で、当時のチームメートだったMF家長昭博(34)にハットトリックを許した。スコアは0-5、シュートも後半の5本だけ。「残念に思う」と率直な思いを吐露しつつ「2位に食い込むことが最善」と残り4試合のリーグ戦へ全力を尽くす。