セレッソ大阪へ15年ぶりの復帰が決まった元日本代表FW大久保嘉人(38)が発表から一夜明けた10日、自身のブログを更新して、サポーターに改めてあいさつした。

「15年ぶりにまたセレッソ大阪に戻れる事に感謝しています。いろいろなチームにお世話になりましたが、ふとした時に『最後はセレッソに戻りたいな』と思うことがあっても、それに現実味はなく、夢を語っているような感覚でした。そういう意味で、今回の移籍をうれしく思う半面、自分のサッカー人生がついにここまで来たんだなと感じています」

大久保の加入が正式決定する前から、一部サポーターから否定的な意見も多かった。今年6月で39歳を迎える年齢のこと、昨年はJ2東京ヴェルディで無得点だった事実を指摘する声もあった。

大久保自身も、それらの意見は理解した上で「この歳になり、いろいろと言われる事もありますが、それを力に変えて皆さんを喜ばせるのも自分次第だし、結果で示さないといけないと思っています。それをやるのは自分でしかないので、自分を信じてセレッソ大阪のために、そしてファン・サポーターの皆さんのために覚悟を持って頑張りたいと思います」とつづった。

最後は「ピンク色に染まったスタジアムで戦えることを楽しみにしています。よろしくお願いします」と記し、本拠地ヤンマースタジアム長居の応援席の写真も掲載した。

C大阪は今季、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)にも出場するなど強行日程が待つ。今月下旬にはチームとして始動する予定で、大久保の再スタートも注目される。