鹿児島キャンプを行っているJ1清水エスパルスとJ2ジュビロ磐田が6日、鹿児島市の白波スタジアムで練習試合(45分×3本)を行った。伝統の「静岡ダービー」は1-1のドロー。清水は、主力組が出場した1、2本目で得点できなかったが、2年連続リーグ最多失点中の守備では手応えをつかんだ。

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キャンプ初実戦に臨んだ清水は、ロティーナ新監督(63)の下で取り組む組織的な守備が機能した。1、2本目に出場したMF竹内涼(29)は「新しいことをやっている中で、結果としてゼロに抑えられたことはよかった」とうなずいた。一方で攻撃については「まだまだ。もっとボールを保持しながら前に進めていきたい」と話した。

セットプレーから惜しいシュートを放ったDF原輝綺(てるき、22)は「個人としては70点くらい。ポジティブな部分も多かったので、さらに良くなると思う」。大幅にメンバーを入れ替えた3本目34分に先制を許したが、同45分に左CKをDF福森直也(28)が頭で合わせて追い付いた。

7日はオフで、8日から練習を再開する。9日はキャンプ最後の実戦となるJ2松本との練習試合を行う。さらなるチームの成熟に努める。