ヴィッセル神戸が、昨季王者の川崎フロンターレの連勝を止めた。

開幕5連勝と勢いに乗る強敵の攻撃を、素早いプレスでつぶした。後半27分にミスから失点したものの、試合終了間際の後半ロスタイム10分。DF初瀬亮(23)からのクロスを、DF菊池流帆(24)が頭で突き刺し、同点ゴールを決めた。日本代表経験があるMF山口蛍(30)は「僕は今日は勝ちを狙いにいってましたし、勝てる内容だったと思うので、引き分けという結果は悔しい部分ある」としながらも「連勝を続けてきた川崎相手にここまで出来たのは手応えはある」とチームの成長を実感した。

次節はアウェーの札幌戦(20日)。山口は先が長いリーグ戦を見据え「(良いところが)1試合だけで終わってしまうと意味が無い。今日以上に引き締めて戦っていかないといけないかなと思います」と気持ちを込め、次は勝ち点3を取りに行く。【南谷竜則】