磐田は今季初の完封で2試合ぶりの白星を飾った。アウェーで岡山に1-0。後半4分、FWルキアン(29)が右足で先制点。この1点を守り切り、勝ち点3を積み上げた。

手数をかけずに仕留めた。磐田は0-0で迎えた後半4分、ロングボール1本で押し込むと、こぼれ球にルキアンが反応した。ゴール左斜め45度の位置から右足ミドル。コントロールしたシュートは逆サイドネットに突き刺さった。今季3点目を挙げたブラジル人助っ人は「迷いなく、いいコースに打てた」。勝利につながったゴールは理想の1発だった。

守備は開幕6戦目で初の無失点。鈴木政一監督(66)の大胆な采配も的中した。GK三浦龍輝(28)を先発に抜てき。2018年以来3シーズンぶりのリーグ戦出場となった守護神を中心に、ゴールマウスを守った。試合に向けた練習でも、守備に重きを置いて調整してきた。DF大井健太郎(36)も「今日は何としても抑えたかった」と胸を張った。

次戦はホームで松本と対戦(ヤマハ、午後2時)する。ルキアンは「勝っていい流れをつくりたい」。今季は3勝3敗。巻き返しへのきっかけをつかんだ。