清水が3試合ぶりの勝利を逃した。敵地で神戸に1-1で引き分け。DFエウシーニョ(31)の今季初得点で先制するも、終了間際に同点ゴールを許した。

見事なカウンターで先制した。後半29分、相手のCKを奪って逆襲。左サイドに展開すると、最後はクロスを逆サイドから駆け上がったエウシーニョが右足で合わせた。チーム3試合ぶりの得点を決めて「信じて走った。ナイスクロスだった」。だが、劣勢に立つ場面が増え始めると、同43分に同点弾を献上。勝ち点3が目前でこぼれ落ちた。

それでも、ロティーナ監督(63)は「全体としては良いプレーができていた。結果以外は満足している」と、一定の評価を与えた。シュート数は相手の5本に対して12本。長く主導権を握り続け、決定機の数でも上回った。前半7分、GKへのバックパスを奪ったMF鈴木唯人(19)のシュートは、右ポストに嫌われた。チーム全体で決定力に課題を残したものの、勝利に向けて指揮官は「今日のようなパフォーマンスを続けていくことが重要になる」と強調した。

次節は18日、アウェーでG大阪(パナスタ、午後5時)と対する。徐々に内容は良くなっているだけに、次こそは結果も伴わせる。

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