セレッソ大阪が試合終了間際にオウンゴールを献上し、1-2で徳島ヴォルティスに惜敗した。今季4勝1分けだったホームで初黒星。新型コロナの影響で自主隔離していたレビークルピ監督(68)の3試合ぶりの現場復帰を白星で祝えなかった。ここ3戦で1分け2敗となり、貯金1に減少。悲願の初優勝へ序盤戦の正念場を迎えた。

5戦不敗を誇った本拠で最後に不運が訪れた。ドロー目前の後半終了間際、C大阪はDF西尾隆矢(19)のクリアが中途半端になり、自軍のゴールへと吸い込まれた。

レビークルピ監督は「我々の攻撃は創造的でもなく、低調なパフォーマンスだった」と総括。DF進藤亮佑(24)のゴール以外は拙攻が多く「勝利に値しない内容」と指揮官は手厳しかった。

その中で、広島から期限付き移籍した東京五輪代表を狙うMF松本泰志(22)が後半途中から初出場。得点機を演出するプレーもあり「いつ出番がきてもいいように準備してきた」と胸を張った。

コロナ禍で選手1人が離脱し、故障者も続出。松本の台頭は傷だらけのC大阪で少ない収穫だった。